雑多な日記

雑多である

北海道を自転車で一周した話〜SLの宿〜

クッチャロ湖

 8月12日朝5時頃起床。ここ2日間ペースが悪かったので、この日は距離を稼いでおくつもりだった。昨日は霧で見えなかったクッチャロ湖と名も知らぬやたら凛々しい鳥に別れを告げて漕ぎ始めた。クッチャロ湖はラムサール条約湿地にも指定されている野鳥の生息地らしい。 f:id:kuins_oimo:20210213195533j:plainf:id:kuins_oimo:20210213195619j:plain

オホーツク海

 セイコマに寄って118円パスタを食べる。スティックパンとラスクをフロントバッグから引き抜いてむしゃりながら走る。北海道を走り始めて気づいたことだが、シャリバテ対策はマジで重要だ。丸一日走ろうというときは、3食しっかり食べるのも大事だが、走りながら腹に追加で投入できるものも大事。とりあえず何か食べておけばバテないしペダルも回せる。サイクルジャージとか着ていたら背中のポケットに入れておけるのだが、やはり補給食はチョコが強い。自分の体温ででろでろにはしたくはない。フロントバッグはその辺の補給食を入れておいて、走りながら取り出して食べるのにすごく便利だった。ブラックサンダーと中身の冷凍されているスポドリのペットボトルを一緒に入れておけばでろでろにはならない。この自転車旅のために買ったカメラも走りながら取り出して撮ることもできる。そんな優秀なフロントバッグだが、ブレーキワイヤーやシフトワイヤーに干渉しそうなのが唯一欠点である。

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走りながら撮ると手前はぼける
 順調に南下しながら途中の北見神威岬公園とウスタイベ千畳岩でオホーツク海を眺めた。ここもまた晴れてたらな〜という景色だった。霧で視界が悪い中を走り、雄武ではホタテコロッケを食べて展望塔?に登った。
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北見神威岬公園
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このあたりも霧がすごい
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千畳岩
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雄武の展望塔?から

急に晴れるやん

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急に晴れるやん
 雄武を抜けたあたりから急に晴れてきた。やればできるじゃん。気分よく走って興部でおこっぺアイスを食べる。うますぎる。食べ終わった後もしばらく晴れ続け、これよこれといいながら写真をバシャバシャと撮った。気分がいいと走るペースも上がる。快調にペダルを漕いで14時前頃に紋別に着いた。紋別と言えば、'紋別港でニポポ人形を入手'の人だ。元ネタのゲームやったことないけど。さよなら絶望放送すき。今も暗い夜道で不安になった時は腕を振り上げ「おっぱいおっぱい」と自分を奮い立たせている。さよなら絶望放送の話はこのへんで切り上げる。ちょくちょく補給しながら走ってはいたが、この辺りで昼ごはんを食べておきたかった。ツーリングマップルを見ると、カニのモニュメントが設置されている道の駅'オホーツク紋別'が近くにあるようだ。そこで何か食べられるだろうと寄ってみる。しかし食べられるものはなにもない。腹を空かしたまま巨大なカニの爪を背にした。
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うんまいにゃ〜
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この爪の持ち主と出会ってしまったら漏らしそう

まいてつはいいぞ

 朝の時点では、紋別をすこし超えたあたりにある五鹿山公園でキャンプする予定だったが、紋別を出る時まだ14時過ぎだった。体力も問題ない。もう少し先へ進めそうだ。さらに40km弱走ってサロマ湖に突き出したキムアネップ岬でキャンプすることにした。北に向いて突き出しているため朝日も夕日もよく見えるそうだ。俄然楽しみだ。もりもり走ってサロマ湖の端に到着し、やっぱり湖畔を走るの気持ちいいなあと思っているとものすごく気になるものが見えた。SLだ。隣には'ライダーハウスSLの宿'と看板が立っている。時刻は16時過ぎ。キムアネップ岬までは20kmちょっと。体力的には何とか持ちそう。雲が少し増えてきた。5分くらい立ち止まって迷っていたが、結局SLの車両に泊まるという体験をすることを選んだ。キムアネップ岬もいつかまた行ってみたいものだ。管理人さんはカップラーメンのお湯を貸してくれたり、車両の中を見せてくれたりとすごく優しかった。何千何万という人生を運んできた車両が役割を終えてここに鎮座していると思うとエモいね。

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うしくん
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改造された車両に泊まる
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イケメンや
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stand by meごっこがはかどる
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エモすぎ
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計器やバルブがごちゃごちゃしてるの最高
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まいてつカメラを起動する
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リザルト

  • 走行距離 : 182km
  • 獲得標高 : 1066m
  • 出費 : 1,962円

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おわり

北海道を自転車で一周した話〜日本最北端〜

日本最北端の地

 8月11日、北海道を走り始めて4日目、朝4時ごろ目覚ましの音でたたき起こされた。どうやら同じライダーハウスに宿泊していたチャリサーの面々は輪行バッグにチャリを詰め込み、稚内駅から始発で移動するようだ。そのくそデカいアラーム音が他の宿泊客に対してどう聞こえているのか理解しているのだろうか。彼らがどたばたと騒ぎながら出て行くのを眺めた後再び布団にもぐりこんだ。また7時頃に起きてライダーハウスを出た。タオルを忘れて取りに戻るというアクシデントもあった。最北のセイコマで補給中、同じ道のりを走るチャリダーと話した。この人は2ヶ月くらいかけて走るそうだ。宿泊するキャンプ場も同じだそうだ。当然道のりもほぼ同じなので、補給でちょくちょく会って話した。あまり詳しく聞かなかったけど30代半ばっぽいし会社辞めて走ってるんかなと思ってた。そうして30kmほど走って10時頃に宗谷岬に到着した。そこそこの達成感はあったが、期待の方が大きすぎたようだ。北海道を走り始めてから1日もまともに晴れてないのもあってテンションが下がりつつあった。宗谷岬でボケーっとしていると次々にバスが到着していた。何人もの人が吐き出されて写真を撮っている。なんだかうんざりした。先のチャリダーとみどり湯で会った分割日本一周の大学生と会ってまた話した。 f:id:kuins_oimo:20210211132059j:plain

やはり酒はあったけぇんだよな

 宗谷岬を出発してオホーツク海沿いを走っていると霧のような雨が降ってきた。濡れるのはまだ良い。視界がものすごく悪い。気持ちの良い道なのにもったいないなあとブツブツと独り言を漏らしながら走った。素晴らしい景色と噂のエサヌカ線にも入り損ねてしまって余計に気分が沈んだ。 f:id:kuins_oimo:20210211132857j:plainf:id:kuins_oimo:20210211132921j:plainf:id:kuins_oimo:20210211132952j:plainf:id:kuins_oimo:20210211133017j:plain  この日も全然ペースが上がらない。自然と補給が増える。見えたセイコマにはすべて入っていた。ホットシェフのデカおにぎりがうますぎる。ふと酒コーナーを見ると種類がものすごく多い。つまみになるものも豊富やし無限酔っ払い製造機がそこにあった。やはり寒いところだと酒で暖をとるのだろうか。 f:id:kuins_oimo:20210211133826j:plainf:id:kuins_oimo:20210211133855j:plain

クッチャロ湖

 14時にはキャンプ地のクッチャロ湖畔キャンプ場に到着した。使用料金はたしか500円くらい。北海道のキャンプ場は本当に安いところが多くて良い。時間的には先に進むこともできたがびしょ濡れになった身体にそんな元気はなかった。湖に浮かぶ夕日が綺麗に見えるキャンプ場らしいのだが、霧と雨でそもそも湖の対岸すら見えない。今日夕日を見ることは叶わなさそうだ。なんだかなーとぼやきながら温泉に浸かると約束された快楽が私の体を支配した。どうしようもない天気への不満を湯に流してテントで寛ぐことにした。はじめてクッカーを使ってお湯を沸かした。キャンプしながらのカップラーメンとコーヒーは何とうまいことか。洗濯を済ませて20時には寝袋に潜り込んだ。 f:id:kuins_oimo:20210211135144j:plainf:id:kuins_oimo:20210211135215j:plain

リザルト

  • 走行距離 : 95km
  • 獲得標高 : 403m
  • 出費 : 2,216円 f:id:kuins_oimo:20210211135252j:plain

おわり

北海道を自転車で一周した話〜オトンルイ風力発電所〜

利尻富士

 8月10日五十嵐響子の誕生日、朝5時ごろ起床。昨晩は強い雨と風で何度か起こされてしまった。テントの前ポケットに転がしていた着替え入りビニール袋に穴が空いていた。隙間から烏に突かれていたようだ。キャンパーの食料とか結構狙われたりするものだろうか。雨に濡れたテントから水滴を拭き取りつつ撤収する。近くのキャンパーたちはまた美味しそうな朝食を作っている最中だった。

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初山別みさき台公園キャンプ場
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本当にそこらじゅうに牛がいる
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何もない気持ちの良い道
出発して10数km走ったところの富士見のセイコマで朝食をとる。富士見の名前の通りこの辺りからは利尻富士がよく見える。この日は一日左手に利尻富士を眺めながら走ることになる 。天塩を超えると道道106号線に移り、べったりと海沿いにとても気持ちの良い道になる。前日とは違って雨こそ降っていなかったが、海からの風がとても強い。漕いでも漕いでも進まない。走っているとすぐに何基も立ち並ぶ風車が見えてきた。

オトンルイ風力発電所

 f:id:kuins_oimo:20210207210233j:plainf:id:kuins_oimo:20210207210909j:plain  動画で見たやつだ。28基もの風力発電のプロペラが立ち並ぶ道だ。動画で見た時とはまた違う感動があった。こういうのを見たくて、体験したくてここまで走ってきたのだ。うおーすげー!と叫びながら走る。気持ちの良い道ではあったがダンプの通行量が非常に多い。そして対向車線を走るダンプは多量の砂を風に乗せてぶつけてくる。すれ違うたびに必死で体勢を低くして顔を伏せる。腕やヘルメットにばちばちと砂が叩きつけられる。砂場で一握りの砂を全力で投げつけられたらおそらくこんな音がするのだろう。はっきりと痛い。気持ちの良い道ではあったが、対向車線にダンプを見つけるたびに恐怖しながら必死にペダルを漕いだ。
 本当はこの日に宗谷岬まで到達して、日本の最北端で五十嵐響子の誕生日を祝う男になりたかった。しかし、あまりの強風で思うようにペースが上がらず、また天気も曇りであったため、稚内ライダーハウスで一泊して明日最北端に行くことにした。特にノシャップ岬あたりはものすごい強風で、漕いでないとバックしてしまうのではないかというくらいだった。利尻・礼文島も心惹かれるものがあったが、バッファの1日をこの序盤で使ってしまうことへの不安、フェリー代と予算との兼ね合いなどから見送ることにした。今思うと行ってしまえばよかった。いつか利尻は登山しに行きたい。f:id:kuins_oimo:20210207214715j:plainf:id:kuins_oimo:20210207214812j:plainf:id:kuins_oimo:20210207214840j:plain

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ロシア語だ

ライダーハウスみどり湯

 稚内に到着し、数日分の着替えをコインランドリーで選択した後ライダーハウスみどり湯に向かった。このライダーハウスは夜は宿泊者が集まってミラーボールの下自己紹介を行う。その後みんなで松山千春の'大空と大地の中で'を歌う。

www.youtube.com

この曲はセイコマでもよく流れており、この後の道のりで熱唱しながら走るのも気持ちよかった。みんなで歌った後は各々これまでの道のりを話し合う。ここでも個性的な人がたくさんいた。自転車で分割日本一周の途中だという大学生、入社一年目で会社をやめて北海道を走っているライダー、50過ぎでリストラにあったおじさん、北海道走ってる人は本当に変な人ばかりで面白い。分割日本一周中の彼は昨日利尻にいたらしく、撮った星空を見せてもらったがとても綺麗だった。自分もいつか星空を撮ってみたい。中には徒歩の人もいた。頑張っても1日50kmくらいという話で本当に大変だと思った。他にはチャリサーが2つきていた。チャリサーで仲良く走っているところを想像するだけでなんとなく黒い感情が湧き上がっていたが、話してみると頑張った日で70km程度しか走らないそうだ。間違ってもチャリサーなんぞに入らなくてよかったなと思った。自分のペースで走れないのは嫌だ。良い景色を見たときも、周りにいる人間は少ない方がいい。集団の中の一人になるのが本当に嫌いなんだなと再確認した。

リザルト

  • 走行距離: 123km
  • 獲得標高: 452m
  • 出費: 2,216円

おわり

数学科の人間の話し方が独特なのは何故か

 ここ2,3日クソみたいな通勤の苦痛からただ気を紛らわせるためにつらつらと考えていたことを吐き出す。整理する気もないしできない。

具体と抽象

 万物に対してこれはそれよりも抽象的だ、とかそういうことが言えると思う。あらゆるものに対してそういう比較を行なっていけば、中には大体同じくらい具体的あるいは抽象的なものの集合が作られる。その集合の要素はだいたい抽象度が同じということにする(抽象度という言葉の意味があっているのかは微妙)。そうすると今度は抽象度ごとに階層のようなものを考えることができる。'犬'は'ポチ'よりもひとつかふたつ上の階層だ。どうでもいい脱線だが、'ポチ'という名前はもはや「犬の名前の例」として'example.com'みたいな感じで他の犬につけられる名前よりも抽象度が上がっているような気がする。話は戻って、そうして抽象度の階層を考えたら今度はまた別に人間のものを考えて、その結果を何かしらの言語として出力するプロセスを考える。
 ところで具体と抽象の話だとよく生物の分類階級が例に挙がるように思う。ここでも'ポチ'と'犬'というたとえを使っておきながら何をという話なのだが、この例は抽象的なものが、具体的なものの集合であるというような誤解を生みそうな気がする。そういった表現をするならむしろ具体的なものの方が、抽象的なものの集合である。抽象的なものは、より具体的なものから特徴となるようなものを一般化して取り出したものだからだ。

思考言語

 以前に、人間の思考の傾向が使用する言語に影響されるというような記事を読んだ。日本人が中国人と思想が異なる傾向があるのは、文化や環境だけではなく、頭の中で使用される言語もその一因であるという話だ。なるほどありそうだとは思ったが、言語と文化を切り離すことはできないので、検証できない話だ。この記事を読んで、本当に人間の思考に日常の言語が使用されているのか?という疑問が浮かんだ。厳密には違うように思った。確かに考える対象の単語が頭の中で使われることはあるように思うが、より抽象的な概念のようなイメージのようなそういうものを使ってものを考えているような気がする。「りんごが食べたいんご」と考えるときに、頭の中のイメージとしては「りんごと呼ばれる果物の概念そのもの」と「食べるという動作そのもの」が願望みたいな色のひもでつながってるような感じだ。そしてそれぞれに「りんご」や「食べるんご」に対して抱いているイメージや記憶といったものが紐づいている。これを他人に伝えるのなら、言葉に変換して「りんごが食べたいんご」と伝えることになる。しかし言語化されたものは、言語化される前の思考そのものとは等価ではない。抽象度を下げないと他人に伝えることができないのだ。
 ここで少し抽象度の話に戻るが、抽象度が高いということは、一度により多くの情報を扱えるという側面もあるように思う。「ポチは四足歩行だ」というよりも「犬は四足歩行だ」といった方が情報量は多い。ならばすべての人間が言葉なんぞよりも抽象的な概念でやり取りをすれば生産性が上がるのか、といわれるとそうはならない。だいたい日常生活で触れるものは比較的抽象度の低いものばかりである。それよりも抽象度の高いものを理解するにはそれなりの想像力が求められる。抽象的なものが理解が難しく、他人にものを説明する際には適切な具体例が効果的であるのはこの辺りが理由だ。言語によるコミュニケーションは、本来は伝える内容を言葉に変換することで抽象度を落として理解しやすくする反面、もともとあった情報量をかなり減らして伝達しているところがある。
 またどうでもいい脱線だが、知る限りの言語は一次元的で一方向であるところが気に入らない。「赤くておいしいりんご」といったとき、「赤い」という形容詞と「おいしい」という形容詞は共に「りんご」を形容するもので、これらは並列の関係にあるはずだ。本来は

|   赤い  | -> |        |
              | りんご  |
| おいしい | -> |        |

のように書きたい。ただし日本語では「赤くておいしいりんご」のように直列で書くほかない。発話される際には時間軸に沿って一方向である必要があるのはわかるが、文章の形はもう少し工夫の余地があるのではないだろうか。頭の中で考えた結果と、それを文章で表したものとでは微妙に乖離があるため、その変換に悩むのが面倒くさい。パワポとかで使われている表現が少し近いがあれはやっぱり違う。どちらかというとマインドマップみたいなのが言葉通りで、考えていることに近い。だいたいこうしてだらだらと書いているブログの文章がもうだめだ。文章に落とし込むという言葉あるが、文章になった結果がもともと考えていることと等価であることはあり得ないので、どうしても妥協してまあ意味は近いくらいの文章をひねり出さねばならない。

数学科の人間

 標題の数学科の人間についてである。私は高校数学は得意にしており、数学完全に理解したの状態だったのだが、大学に入ってすぐの大学数学の講義で数学なんもわからんの状態になった。一気に抽象度が上がったのである。そもそも数学という学問が扱うもの自体が抽象的で、私の理解力であれこれして抽象度をさげて自分の頭に落とし込んで理解するということができるレベルを超えてしまった。ちんぷんかんぷんで講義の大半をさぼるか居眠りで過ごした。幸いなことに私が入学したのは数学科ではなく工学部電気電子工学科である。工業数学というのは比較的抽象度が低く理解するのも難しくなかった。大学生活の中で理学部数学科の人間と話すことがあった。おや?となった。言いたいことはわかりづらいがわからなくはないし、意思の疎通はとれているのだが、他の人間とは何か話す言葉の色が違うのである。そこで過去に一瞬のうちに私を打ち砕いた数学とはどんな学問だったか、今私の目の前に立っている人間がどの学問を学んでいるのだったかを思い出し納得した。要は数学科の人間は私のような凡人と比較して、思考プロセスの抽象度が高いのだろう。あの化け物みたいに抽象的な学問であるところの数学を学ぶのだ。頭のインフラも抽象度を上げておかないと、いちいちあれこれ工夫して抽象度を下げて何とか理解するというプロセスを踏んでられないだろう。ある程度抽象度の高いままのそのままの状態で理解するのだ。そしてそんな思考から一気に抽象度の下がる言語に変換するのは容易ではない。出力された言葉が、複製されすぎてがびがびに劣化したデジタル画像のように、彼らの考えを(そもそも正確ではありえないが)正確に表したものではなくなってしまうのは仕方のないことだ。どんなに高度なことを思考できる頭を持っていても、バカ語を話せないとバカからは逆に馬鹿だと思われてしまうのが悲しいところだ。彼らのような抽象的な学問を修めた優秀な学生に対する待遇があまりにも悪いのは、彼らの頭脳を活用する側の人間が意思疎通できないことが原因なのかもしれない。天才が報われないのは世の中の大半が凡人であるからかもしれない。それにしては凡人側が幅を利かせすぎだとは思う。

おわり

北海道を自転車で一周した話〜震える、うに丼〜

↓のつづき

北海道を自転車で一周した話〜準備編〜 - 雑多な日記

北海道を自転車で一周した話〜GOTO小樽編〜 - 雑多な日記

北海道を自転車で一周した話〜日本最長直線道路編〜 - 雑多な日記

ひまわり畑

 8月9日6時頃起床。集会所から撤収し、ぽつぽつと自転車を濡らす雨の中、北竜町ひまわりの里に向けて出発する。  ひまわり畑では比喩ではなく視界を覆い尽くすほどのひまわりが咲いていた。...がしかし雨...!晴れではなく...雨!!いつかかならず美少女に生まれ変わって白いワンピースを着て麦わら帽子を被り、再び北竜町に舞い戻り、晴天のもとひまわりの間を駆けまわることを決意した。 f:id:kuins_oimo:20210127183940j:plain f:id:kuins_oimo:20210127184022j:plain

千望台

 ひまわりに包まれた後はセイコマで朝食を済ませ、留萌に向かって233号線を走った。途中で雨も止み、快調に走った。留萌市内に入ると周辺を見渡せる千望台という場所があるらしい。景色が良さげならとりあえず登ってしまえ、と登りきった場所には晴れてたらいい景色だったんだろうな〜〜〜という景色が広がっていた。
 ナイスなカフェで一息ついてから、登ってきた急坂をおっかなびっくり下った。留萌市には'蛇の目'という安くてうまい寿司屋があるらしいのだが、今回は微妙な時間帯だったのでスルーした。 f:id:kuins_oimo:20210127192915j:plainf:id:kuins_oimo:20210127192940j:plain

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ばっちり書き込んだ
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こういうのすき
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真っ直ぐな坂すき

うに丼

 留萌市を発つとついにオロロンラインを走る。相も変わらず 雨が断続的に降ってはいたが、なんとも気持ちの良い道だった。興奮を抑えきれずニヤニヤしながら走る。にわかにライダーやチャリダーが増えた。やえー。チャリ相手でもヤエーしてくれるライダーが多かった。にっこにこで返してた。 f:id:kuins_oimo:20210127201905j:plainf:id:kuins_oimo:20210127202004j:plain

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いがらしきょうこすき
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初ねこ

 腹が減った。本日の昼食は海鮮丼の店すみれで食べる。ツーリングマップルに「うに丼が人気」と載っていた店だ。北海道に来てこれまで海鮮を食べていない。由々しき事態である。すみれには多くのライダーが集まっているようで、少し待つことになった。奮発して「うにうに丼(¥3,800)」と「海老汁(¥200)」を注文した。

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どっちかがムラサキウニでどっちかがバフンウニ

口に入れた瞬間体が震えた。食べたものがうますぎて体が震えたのは初めてだった。この最高のうに丼を用意してくれた店に感謝した。うに丼という食べ物を考えついた人に感謝した。わたしの血肉となってくれたうにに感謝した。うに丼の存在する世界に生を受けたことを感謝した。全てに感謝して合掌した。ごちそうさまでした。

夕陽と鳥居

 うに丼うまかったなあ、いやまじでうまかったなあと呟きながらオロロンラインを北上する。そうして本日のキャンプ地である、初山別村みさき台公園キャンプ場に到着した。ここも昨日の北竜町金比羅公園と同じく持ち込み無料のキャンプ場である。隣に道の駅と温泉もあり、サイトからは日本海を一望できるちょーナイスなキャンプ場だ。でっかい天文台もあったがくもりなので星は期待できない。設営を済ませて周辺を散策して、カレーを食べて風呂入って寝た。周りはカップルが仲良くキャンプ飯を作っていてしんどかった。 f:id:kuins_oimo:20210127212748j:plainf:id:kuins_oimo:20210127220357j:plainf:id:kuins_oimo:20210127220426j:plainf:id:kuins_oimo:20210127220458j:plainf:id:kuins_oimo:20210127220611j:plain f:id:kuins_oimo:20210127220658j:plainf:id:kuins_oimo:20210127220800j:plain

リザルト

  • 距離 : 126km
  • 獲得標高 : 800m
  • 出費 : 6,154円

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千望台からしばらくstravaつけ忘れた

おわり

北海道を自転車で一周した話〜日本最長直線道路編〜

↓のつづき

kuins-air.hatenablog.com

kuins-air.hatenablog.com

二日酔い

 8月8日、朝6時半に起床した。準備を済ませてライダーハウスを出た。天気は曇り。頭が痛い。二日酔いだ。すき家で朝食を済ませら、国道5号線を東へと走る。途中に北に折れて231号線に入るとかなりべったり海岸線沿いを走ることができる。231号線にルートをとった方が距離も短く、北海道を一周する道のりとしてもきれいだ。今回231号線ルートではなく、5号線を札幌まで進み、12号線から滝川経由で留萌に入るルートをとったのにはちゃんと理由がある。

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  • 231号線ルート
    • メリット
      • 短い
      • 海岸線を走れてナイス
      • 海岸線を走った方が一周感がある
    • デメリット
      • トラックの交通量が多いらしい
      • 路肩幅が狭いらしい
      • 路面状態が悪いらしい
      • 小樽-留萌間で大小20のトンネルを通ることになる
  • 12号線ルート
    • メリット
      • 途中日本最長の直線道路がある
      • 補給に困ることはない
      • 「ひまわりのまち」北竜町を通ることができる
    • デメリット
      • 距離が長い
      • 市街地を走るのは面白くない
      • 海岸線を避けるので一周感が薄れる

この辺りを天秤にかけて12号線ルートをとることにした。

 意外とアップダウンのある道をだらだらと漕いで10時頃に札幌に到着した。同時に二日酔いの限界が来た。近くのトイレで吐き、40分寝ると回復した。
 今回は札幌には用はない。さっさと12号線に入って北上する。

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こういうの好き

セイコーマートとの出会い

 セイコーマートとは宇宙一のコンビニである。私が石油王になったらまず自宅近くにセイコーマートを誘致する。今回補給から三食に至るまで非常にお世話になった。計50店舗を利用した。ホットシェフのでかおにぎり毎日食べたい。118円のパスタ毎日食べたい。セイコマでおつまみと酒を買って優勝したい。 f:id:kuins_oimo:20210125210129j:plain

RTA(Real Tyokusendoro Atack)

 日本一長い直線道路を走る。始点の看板を撮影してタイマースタート。 f:id:kuins_oimo:20210125210601j:plain f:id:kuins_oimo:20210124215437j:plain f:id:kuins_oimo:20210124215538j:plain   終点の看板を撮影してタイマーストップ。タイムは01:17:25でした。完走した感想ですが、はっきり言って期待外れでした。確かに真っ直ぐでしたが、普通に市街地でしょっちゅう信号で止められますし、特段景観がいいところはありませんでした。
 この時17時半頃。本日の宿を決めねばならぬ。腹も減ったし飯を食いながら決めたい。あたりを見回すとvictoriaの看板が見える。聞いたことのない名前だ。きっと北海道のローカルファミレスなのだろう*1。ここで夕飯を食べながら決めることにしよう。

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うんまいにゃー
 腹を満たし、18時頃に北竜町金比羅公園を目的地に定めて走り出す。ひまわりの里に行きたかったのだ。辺りはすぐに暗くなり、のんびりカレーをお代わりしたことを後悔した。知らない夜道を走るのはものすごく怖い。かなりペースを落として神経をすり減らしながら走った。20時頃に金比羅公園に到着した。ここは持ち込みなら無料で宿泊できる。なんやポツポツ雨降ってきたで、とため息をつきながら設営場所を定めていると管理人さんから声をかけられる。「今夜は雨降りそうやしここ使っていいですよ」とても優しそうなお爺さんだった。お礼を言って、ありがたく使わせてもらうことにした。f:id:kuins_oimo:20210125203615j:plain
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零やん、映写機持ってないけど
 集会所(?)に荷物をおいて風呂浴びにいく。チャリで10分くらいのサンフラワー北竜という道の駅で温泉に入れるのだ。ここだけではなく北海道の風呂はどこもかなり大きい施設なのに入浴料が安い。湯船に浸かると「おあぅぇえええええおおおあああ」とやばい声が出た。気持ち良すぎた。冷水風呂冷たすぎてびびった。

www.hokkaido-michinoeki.jp

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温泉!牛乳!!最高!!!
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ちょーナイスなポスター
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夜の向日葵

リザルト

  • 走行距離 : 165km
  • 獲得標高 : 1,084m
  • 出費 : 3,574円 f:id:kuins_oimo:20210125211845j:plain

おわり

*1:BigBoyの系列らしいね

北海道を自転車で一周した話〜GOTO小樽編〜

↓のつづき kuins-air.hatenablog.com

THE IDOLM@STER PRODUCER MEETING What is TOP!!!!!!!!!!!!!?

 8月6日、北海道へ出発する朝、私は京都駅を歩いていた。 東京で一仕事を終え、興奮冷めやらぬまま夜行バスに乗り込んだのは昨日のことである。 中村繪里子ほんまオタク泣かす検定5000兆段ある。 f:id:kuins_oimo:20210122201358j:plain  いつまでも泣いてはいられない。23時50分舞鶴発のフェリーに乗らねばならない。自宅に着いてすぐ朝食を済ませ、残りの準備へと取り掛かった。

出発

 9時11分、装備と自転車のチェックを終え、ペダルを漕ぎ始めた。まず向かうは亀岡市である。 f:id:kuins_oimo:20210122203401j:plain  まず初稼働であるパニアバッグの威力に驚いた。 予行演習で奈良の山までキャンプしに行ったときは、リュックをリアキャリアに括り付けるスタイルだった。 まだパニアバッグを買うお金が貯まっていなかったのである。 予行演習の時と比べて、荷物は増えているにもかかわらず走行の安定感は格段に向上した。 もうフラつくこともない。重心の低さは偉大である。
 そうしたおかげもあり、積載量の増加による影響は思っていたほどではなかった。確かに加速はしんどい。丸一日市街地を走るとなれば音を上げていただろうが、今回は人間どもの住処からは遠ざかるわけで、ストップ&リスタートは少なくて済む。等速で巡行する分には重量の違いはそれほど感じない。
 今日の予定は、この前アイマス旅館ことまるいち旅館*1に行った時の帰り道を逆に走るだけだ。まずは初日。軽く走っていこう。

京都は盆地

 死にそうだった。

 ペダルが重い。誰かにサドルを掴まれて引っ張られているのではないだろうか。
 日差しが重い。やたらめったら晴れている。汗は滝のように流れている。気温35度くらいあるんやけど...
 身体が重い。まるで満足にリクライニングもできないシートで、時に車体の揺れや周囲の人間の気配で起こされながら眠った翌日のような身体の重さだった。

 どれだけしんどくても漕がなくては目的地には着かない。クッカーを持っていく判断をした自分に呪詛を吐き散らかしながら、ただひたすらにペダルを踏んだ。

 

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なんて卑猥な店だ

トラックと自転車

 自転車はトラックには勝てない。ぶつかれば一方的に負ける。フレームやホイールはひしゃげ、搭乗者はまず死ぬ。死にたくないチャリダーはトラックとの戦闘を避ける必要がある。
 トラックの側からしても自転車は避けねばならない。轢き殺した事による様々な不利益を無視できるドライバーは少ない。
 しかし全ての場合でお互い避けて平和的に済むわけではない。「トラックが避けろや」と言わんばかりに危険走行を行うチャリダーもいれば、パズドラをしながらの危険運転で轢きかけた相手に対して「あぶねえなカスが」と悪態をつくトラック運転手*2もいる。
 綾部あたりで悪い方のトラックと遭遇した。ハンドルを握る私の右手に触れようかという場所を抜き去ったのだ。死ぬかと思って、元々路肩に寄っていたところをさらに左へ避けた。そして買ったばかりのパニアバッグはガードレールとのキッスに至った。

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今後この穴からの浸水に悩まされることになる

いざ乗船

 16時50分頃に舞鶴港に到着。舞鶴で夕飯を食べようと思っていたが想像以上に周りに何もなかった。

1日日(8/6)のリザルト

  • 走行距離 : 110km
  • 獲得標高 : 1,600m
  • 出費 : 4,631円
    • 充電周りの忘れ物の買い足しがあった

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 乗船手続きを済ませて待合所でTwitterを眺める。周りを見ると、訓練でもあるのだろうか、自衛隊の隊服を着た人が多い。どうやらチャリダーは自分だけのようだ。
 待ち時間にライダーハウス小樽へ電話をする。かなり珍しい私の苗字を一発で聞き取ってくれた。普段電話で名乗っても数回は言い直すことになり、面倒で最初から「五十嵐です」ということもあるくらいだ。
 乗船したら入浴後即飲酒。船上の酒は地上の2倍美味い。その証拠にフェリーの売店酒類は地上の2倍近い値段がつけられている。
 舞鶴の光が遠ざかっていく様子を眺めながら、自分が何かすごく大きなことをしているような感覚に興奮した。
 一番下の等級の客室だったが、意外に寝心地の良かったベッドは夜行明けに鞭打たれた私の体を優しく包み込んだ。

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今思うとバッグを乗せたままにするべきではなかった気がする
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思った以上に寝心地が良かった
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船上の酒

見知らぬ、天井

 8月7日。8時前に起床した。せっかくフェリーに乗っているのだから早起きして朝日を見れば良かったと後悔した。
 船内はひたすらに暇だった。日本海に中継局は建てられていないため、やることといえば甲子園を見るか、ビンゴ大会に参加することくらいだった。甲子園といえば、客席から可愛い女の子を探してアップにして映すことを専門にしてる撮影班のスタッフ様。非常にお世話になっております。実在するのかは知らんけど。
 夕日を眺めたり、ツーリングマップルで今後の計画を確認しているうちにもうすぐ到着とのアナウンス。北の大地を踏む時は迫っていた。

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ライダーハウス小樽

 ライダーたちに続いて長いスロープを降りるとそこは北海道だ。 私と自転車を北海道に連れてきてくれた新日本海フェリーを写真に収め、本日の宿泊先のライダーハウス小樽に向かった。

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 ライダーハウスに泊まるのは初めてだったが、えも言われぬものすごい空間だと感じた。わざわざ北海道までやってきて走り回ろうという人間が、なんの面白みもない'普通'の考えを持っているわけがない。身の回りのものにつける優先順位がどこか狂っているのだ。そうした狂人が集まってできた空間だ。最高に面白いに決まっている。
 ライダーのひとりが釣ってきたらしい得体の知れない魚の刺身や天ぷらと酒を、「若いんだから」とご馳走になりながら他のライダーたちの話を聞いた。「あそこを走るのは気持ちいい」「1日で500kmはしんどいわ」と話を聞くうちに、いよいよ明日は自分も北海道を走るのだと興奮した。
 この夜「おれなまらよっぱらってるべさ」と何回聞いたかわからない。私もなまら酔っぱらってから寝た。

blog.goo.ne.jp

2日目(8/7)のリザルト

  • 走行距離 : 2kmくらい
  • 出費 : 3,112円

おわり

*1:アイマス作品がアニメ化された際に合宿先として定番の旅館のモデルとなった旅館。福井県高浜町にある。

まるいち旅館 | 若狭高浜観光協会公式ホームページ

*2:以前派遣バイトで貸し物屋で働いた時に同乗した。助手席に座っていて恐怖しか感じなかった。