ずいぶん前の話だが、平成30年の夏、私は約2週間かけて北海道を自転車で一周した。
おそらくもう二度とできない体験で、いろいろ考えることや感じることがあったのでそのあたり書いておく。
今回は準備編
モチベーション
北海道は遠い。残念なことに大きな理由なく行ける場所ではない。当時私が試される大地へと向かった大きく4つだ。
1つ目は、白いルイガノに乗って北海道を一周したチャリダーのブログ、日本一周したカブ乗りの動画、こういうものに激しく影響された。美しい景色が見たかった。羨ましかった。自分もやりたかった。これが8割である。残りはなぜこの時期に行ったかという理由になる。
2つ目。北海道一周するとなれば最低でも2週間は必要になる。社会人になってしまえばそれほど長期間の休暇を取ることは難しいだろう。研究室ならばまあなんとか調整して時期を選べばなんとかなるだろう。今しかない、と考えたのである。
目の病気の問題もあった。10年後の自分の目でも実行できる計画ではないだろう。まだ見えてる今しかない。これが3つ目だ。
最後の理由はこの夏が平成最後の夏になるということだった。
みたいなことがやりたかったのである。
こんな感じで計画を立て始めた。
行程計画
大正義ツーリングマップルを参考に計画を立てた。
夜はキャンプ泊かライダーズハウスかネカフェに宿泊。雨天時はよほどでなければペースを落として強行する。
8月6日に出発し、8月22日か23日に帰ってくるように予定を立てた。
1日目: 自宅(京都市)〜舞鶴、小樽行きフェリー乗船
2日目: 夜に小樽に到着、小樽のライハで寝る
3〜15日目: 100~150km/日くらいのペースで北海道一周する、帰りも小樽から舞鶴までフェリーに乗る
16日目: 夜に舞鶴に到着、なんとかしてどこかに寝る
17日目: 舞鶴〜自宅(京都市)
18日目: 予備日
ルートはこんな感じでなるべく平地を走る。襟裳岬周辺は本当に何もないらしく、富良野も行きたい欲と天秤にかけて不採用となった。
AIBO
自転車がなければ自転車を漕ぐことはできない。TREKのDomane AL3(2018)と共に北海道を走る。デザインと値段とコンポがSORAであることとジオメトリが長距離ライド向けであることあたりが選定理由。 装備は一部変更する。
- ブレーキ -> SORA相当のやつ
- ホイール -> Shimano WH-R501
- タイヤ -> Panaracer グラベルキング F726-GK-B
- チューブ -> Panaracer R-AIR
- サドル -> SELLE ROYAL R.e.med
- リアキャリア -> TOPEAK スーパーツーリストDX
- 空気入れ -> Panaracer BFP-PGAB1-LH
2,000km近く走ることになるので、ケツや腰へのダメージは軽減したい。そう何度もパンクは起きてほしくないが、かなり荷物を積むので特に後輪への負担は大きい。タイヤはやや太めの26Cにした。
パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ [700×26C] グラベルキング F726-GK-B ブラック ( ロードバイク クロスバイク / グラベル ツーリング ロングライド用 )
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: スポーツ用品
こいつに荷物をもりもり積んで走る
装備
バッグ類
- パニアバッグ : mont-bell ドライ サイドバッグ40
- 主戦力
- 正直オルトリープのにしておけばよかったと思ってる
- フロントバッグ : mont-bell フロントバッグ
- 走りながらでもガサガサできる優れもの
- 補給食、ツーリングマップルあたりを入れておく用
- フロントポーチ : ノーブランド品
- トライアングルバッグ : mont-bell トライアングルバッグM
- 正直容量が微妙
- シューズカバーを入れておく専用と成り果てた
- サドルポーチ : mont-bell サドルポーチS
- テールライトが付けられるのがナイス
- 予備チューブやパンク修理キットを入れておく用
モンベル | オンラインショップ | ドライ サイドバッグ 40
モンベル | オンラインショップ | トライアングルバッグ M
内容物
- テント : mont-bell ムーンライト 1型
- 一瞬で組み立てができる
- しまりんとおそろい(しまりんはたぶん3型)
- テントシート : mont-bell グランドシート ムーンライトテント 1型用
- ビニールシートで十分だが重量と体積を減らすための課金
- 寝袋 : mont-bell アルパインダウンハガー800 #3
- 夏の高山から冬の低山までいけるらしい
- マット : U.L. コンフォートシステム エアパッド 150
- 体のはみ出る部分は何かしら荷物にのせる
- 寝心地は寝袋よりもマットの方に依存する気がする
- 破れないかものすごく不安やったけど耐えきってくれた
- ランタン : mont-bell コンパクトヘッドランプ + クラッシャブルランタンシェード
- ヘッドランプに被せてランタンみたいにできるやつ
- 酒を飲む手元を照らしてくれた
- タオル : mont-bell クイックドライ スポーツタオル / ソークアップタオル
- 顔とか頭はスポーツタオルで、体はソークアップタオルで拭いてた
- ソークアップタオルは絞ればいくらでも水を吸ってくれるので、今回のような荷物に制限のある旅行では重宝する
- サンダル : mont-bell ソックオンサンダル
- 風呂入ったあと靴下履くのめちゃくちゃ嫌
- テント設営したあと少し移動する時重宝した
- テーブル : CAPTAIN STAG アルミ ロールテーブル M3713
- 割と軽い、安定する、一瞬で開ける
- ガスバーナー/クッカー : CAPTAIN STAG M-6400
- ほとんど湯を沸かすためだけに使った
- ヒルクライム中は持ってきたことを後悔するが、テント設営後は天才か?となる
- ガスボンベは2つ持っていった
- コップ : CAPTAIN STAG ステンレスマグカップ M-1250
- キャンプしながら飲むインスタントコーヒーはまじでうまい
- インスタントコーヒー : Blendy stick カフェオレ
- うんまい
- ツーリングマップル2018年度版
- 必須
- キャンプ場ガイド
- 北海道のキャンプ場安いしたくさんあるし最高
- ノート : RollBahn リングノート A5サイズ
- 方眼で、目に優しい紙色で、クリアポケット付き、最高のノート
- 感じたことや思ったことを書く
- 色違いで買って使い続けてる。現在5冊目
- モバイルバッテリー : 3つ
- でかいやつ/小さいやつ/五十嵐響子
- 主にテント泊なので数日は充電しなくても活動できるように3つ
- いがらしきょうこすき
- コード類
- イヤホン
- 耳栓がわりにもなる。ネカフェはいびきマン多いのだ
- 歯ブラシ
- シャンプー/ボディーソープ
- 置いてあるとは限らない
カメラ
きれいな景色見るなら写真も撮らないとね! 雨で水没や落として壊すのは怖いので防水・耐衝撃の強いものにした。
- OLYMPUS TG-5
ギア類
- ヘルメット
- 事故ったら簡単に死んじゃうからこそヘルメットはしなきゃダメだぞ。意識の問題なんだからな。
- ボトル
- サングラス
- 単に日差しだけからではなく、その辺を飛んでる虫やゴミからも目を守ってくれる
衣類
スタッフバッグに詰め込んだ。スタッフバッグはおすすめ。カバンの中がごちゃごちゃにならなくて済む
- 雨具兼防寒具 : mont-bell ストームクルーザー
- 薄手でかさばらず、涼しくて暖かい最高の上着
- 雨の中も丸一日とかでなければ中は濡れない蒸れない快適
- Tシャツ : 5枚
- 下着(上) : 2枚
- おぱんちゅ : 5枚
- ズボン : mont-bell サイクルニッカ
- ハーフパンツ
- 靴下 : 5足
次は自宅〜小樽くらいを書く
こんな感じでバイトしてはmont-bellに貢いで装備を整えていった。
おまえもmont-bellクラブ会員にならないか?旅に必要なものはすべてmont-bellで売ってるぞ
おわり