クッチャロ湖
8月12日朝5時頃起床。ここ2日間ペースが悪かったので、この日は距離を稼いでおくつもりだった。昨日は霧で見えなかったクッチャロ湖と名も知らぬやたら凛々しい鳥に別れを告げて漕ぎ始めた。クッチャロ湖はラムサール条約湿地にも指定されている野鳥の生息地らしい。
オホーツク海
セイコマに寄って118円パスタを食べる。スティックパンとラスクをフロントバッグから引き抜いてむしゃりながら走る。北海道を走り始めて気づいたことだが、シャリバテ対策はマジで重要だ。丸一日走ろうというときは、3食しっかり食べるのも大事だが、走りながら腹に追加で投入できるものも大事。とりあえず何か食べておけばバテないしペダルも回せる。サイクルジャージとか着ていたら背中のポケットに入れておけるのだが、やはり補給食はチョコが強い。自分の体温ででろでろにはしたくはない。フロントバッグはその辺の補給食を入れておいて、走りながら取り出して食べるのにすごく便利だった。ブラックサンダーと中身の冷凍されているスポドリのペットボトルを一緒に入れておけばでろでろにはならない。この自転車旅のために買ったカメラも走りながら取り出して撮ることもできる。そんな優秀なフロントバッグだが、ブレーキワイヤーやシフトワイヤーに干渉しそうなのが唯一欠点である。
順調に南下しながら途中の北見神威岬公園とウスタイベ千畳岩でオホーツク海を眺めた。ここもまた晴れてたらな〜という景色だった。霧で視界が悪い中を走り、雄武ではホタテコロッケを食べて展望塔?に登った。
急に晴れるやん
雄武を抜けたあたりから急に晴れてきた。やればできるじゃん。気分よく走って興部でおこっぺアイスを食べる。うますぎる。食べ終わった後もしばらく晴れ続け、これよこれといいながら写真をバシャバシャと撮った。気分がいいと走るペースも上がる。快調にペダルを漕いで14時前頃に紋別に着いた。紋別と言えば、'紋別港でニポポ人形を入手'の人だ。元ネタのゲームやったことないけど。さよなら絶望放送すき。今も暗い夜道で不安になった時は腕を振り上げ「おっぱいおっぱい」と自分を奮い立たせている。さよなら絶望放送の話はこのへんで切り上げる。ちょくちょく補給しながら走ってはいたが、この辺りで昼ごはんを食べておきたかった。ツーリングマップルを見ると、カニのモニュメントが設置されている道の駅'オホーツク紋別'が近くにあるようだ。そこで何か食べられるだろうと寄ってみる。しかし食べられるものはなにもない。腹を空かしたまま巨大なカニの爪を背にした。
まいてつはいいぞ
朝の時点では、紋別をすこし超えたあたりにある五鹿山公園でキャンプする予定だったが、紋別を出る時まだ14時過ぎだった。体力も問題ない。もう少し先へ進めそうだ。さらに40km弱走ってサロマ湖に突き出したキムアネップ岬でキャンプすることにした。北に向いて突き出しているため朝日も夕日もよく見えるそうだ。俄然楽しみだ。もりもり走ってサロマ湖の端に到着し、やっぱり湖畔を走るの気持ちいいなあと思っているとものすごく気になるものが見えた。SLだ。隣には'ライダーハウスSLの宿'と看板が立っている。時刻は16時過ぎ。キムアネップ岬までは20kmちょっと。体力的には何とか持ちそう。雲が少し増えてきた。5分くらい立ち止まって迷っていたが、結局SLの車両に泊まるという体験をすることを選んだ。キムアネップ岬もいつかまた行ってみたいものだ。管理人さんはカップラーメンのお湯を貸してくれたり、車両の中を見せてくれたりとすごく優しかった。何千何万という人生を運んできた車両が役割を終えてここに鎮座していると思うとエモいね。
リザルト
- 走行距離 : 182km
- 獲得標高 : 1066m
- 出費 : 1,962円
おわり