↓のつづき
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北海道を自転車で一周した話〜GOTO小樽編〜 - 雑多な日記
北海道を自転車で一周した話〜日本最長直線道路編〜 - 雑多な日記
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北海道を自転車で一周した話〜日本最北端〜 - 雑多な日記
北海道を自転車で一周した話〜SLの宿〜 - 雑多な日記
3ヶ月ぶりに書いてる。すぐ飽きて放り出すのやめなさい。
朝焼け
2018年8月13日、北海道を走り始めて6日目。朝4時半に起床。30分ごとに高確率でいびきの音量upのスキル持ちのライダーがいたため、やや眠りが浅かった。 ぶっ壊れ環境スキルなので早くナーフされて欲しい。 歯を磨いていると朝焼けがものすごい色だった。 準備も済んだ。一晩の宿を貸していただいた、計呂地交通公園SLの宿に別れを告げて走り出す。 朝のサロマ湖沿いを走っていると、道がとても好きなやつだった。 朝とか夕方とかの陽に角度がある時間に、木々の隙間を通って差してくる光の筋、とても好き。
サロマ湖展望台
ちょーきもちいい!と興奮しながら走っていると、道の駅サロマ湖までの10kmは一瞬だった。 ここをちょろっと登ったところに展望台があるらしい。 昨日の夜、宿が一緒だったライダーたちが話しているところを盗み聞きしていたのだ。 盗み聞きのスキルはボッチにとっての必須スキルである。 学科に友人を1人も作れなかった大学生の頃は、教室で必死に聞き耳を立てることで、入手できなかった過去問の傾向を調査したものだ。 自転車を置いて登り始めると、7月某日に熊の目撃情報があったとの看板が建てられていた。 北海道を回っているとどこにいってもこの看板があった。 そしてそのどれもが、目撃情報が2ヶ月以内になっていた。 出くわしたらどうしようかと考えながら登る。 まあ出くわしてしまって、もし敵意を向けられてしまえば死ぬ以外ないのだが。 40分ほど登ってサロマ湖展望台に到着した。 視界いっぱいに海が広がり、はえ〜〜〜と声が漏れる。 サロマ湖展望台は標高376mの幌岩山の山頂にあり、地元の身近にある低山と標高は変わらないが、展望は段違いだった。 早朝ということもあって、誰も来ないと油断して「ほんまきてよかったなー」とか独り言を漏らしていると、人の気配がした。 見ると老夫婦が駐車場から展望台へと登ってきていた。 挨拶を交わして、そのまま少し話した。 自転車で北海道一周をしていると言っても驚かれはしない。 北海道はとにかく走って一周してやろうという人間がわんさか集まる場所だ。 話の流れで下の道の駅まで車で送っていただけることになった。 そうして優しくしていただいたからには、これまでの道のりでの面白いエピソードを披露して楽しんでいただくのが筋というものだろうが、私には人を楽しませるトーク力というものが絶望的に欠如していた。 どこをどう回っているだとか、そうした無難な話をしているうちに道の駅に到着した。 丁重にお礼を言って老夫婦とは別れた。 旅先で出会った人というのはきっと二度と会うことはないだろう。 だからこそかもしれないが、優しくしてもらえたことはずっと覚えている。 旅先の出会いを気持ちの良いものにするためにも、自分も出会った人に何かできることがあればしてあげるようにしたい。
ホタテバーガー
道の駅サロマ湖に戻ってきたのが7時前。 朝食はここから10分程度の北勝水産でホタテバーガーを食べようと思っていた。 北勝水産は8時開店だ。 その辺でてきとーに時間を潰して開店凸した。 注文したのはホタテバーガー(ホタテ3個入り)。 バチクソうまかった。 うますぎて変な声が出るのを堪えた。 サーモンバーガーも気になっていたが、財布事情を気にして食べずじまいだった。 また北海道に戻って来なければならない理由を一つ積み重ねてしまった。 常温で日持ちする土産として鮭とばを購入した。 京都に帰ってきてからこの鮭とばをあてに酒を飲んだが、酒が進みすぎて急性アル中で死んだ。
リスさんおかわわわわわ
8時半に網走に向かって走り出した。
ときどき晴れてくれたこともあって、この日はとても気持ちよく走ることができた。
網走監獄は少し迷ったが、明らかにそちらに向かう車が多い。
こんなに気持ちよく走っているのに、いま大量の人間に囲まれるのは勘弁被りたい。
ツーリングマップルによると近くにオホーツクシマリス公園というものがあるらしい。
いくしかあるまい。
まあ所詮リスだ。
ちょろっと寄ったらすぐモリモリ走ろう。
こんな愛くるしい生き物がこの世に存在して良いのか????????
走るべき道があった
網走から斜里にかけては、どこをどう通っても気持ちの良い道しかなかった。 感動の径(みち)なんて名前のついた道もあった。 感動の〜なんて名前がついているものはどこか安っぽいのが相場だが、いやそりゃ感動しますわ〜。 なだらかで程よい高低差があり、何というべきか、これぞ北海道!という道だった。 斜里ではかの有名な「天へと続く道」も走った。 荷物満載の自転車にはやや辛い坂だったが、振り返ると絶景だ。 網走〜斜里あたりは是非ともまた走りたい場所の一つだ。
なんでや!阪神関係ないやろ!
この日の宿はウトロの国設知床野営場だ。
国道334号線をひたすら走る。
寄り道も多かったこともあり、時間にあまり余裕がなかった。
薄暗くなってきた。
かなり気合を入れてペダルを踏んでいるところを、後ろから爆速で追い抜かしていったチャリダーがいた。
えげつないふくらはぎをしていた。
負けてらんないとさらに気合を入れて漕いだ。
先のチャリダーは写真を撮るため一時止まっていたところを一度追い抜かしたが、再度追いつかれた。
「速いですね!」
「ゼェ...ゼェ...いえ...」(速いのはあんたの方でしょうが)
「頑張ってください!」
「ゼェ...あり...ます...ゼェ...そちらも...」
全てを振り絞ってなんとかキャンプ地へと辿り着いた。
途中に見えたオシンコシン滝はできることなら寄りたかったが、時間が許さなかった。
キャンプ地は車とバイクでいっぱいだった。
サイトも隙間がないのではないかというくらいテントで埋め尽くされていた。
なんとか設営できる場所を見つけて設営する。
ペグを打ち込むちょうどいい石が見つからない。
仕方なく小さな石でなんとか打ち込もうとカンカンやっていると、近くのライダーがハンマーを貸してくれた。
ほんまなんでみんなこんな優しいんや。
ありがたく借りて設営完了した。
近くの温泉施設へ行くと人でごった返していた。
整理券をもらって時間制限付きで風呂に入る実績を解除した。
近くのセイコマで晩飯を調達してテント内で食べた。
ホットシェフ愛してる。
リザルト
- 走行距離: 171km
- 獲得標高: 1547m
- 出費: 5,905円
おわり